プレスリリース:川崎医科大学発、RNA創薬バイオスタートアップ・クロバーナがプレシード資金調達で、未解析疾患における新規創薬標的研究を加速

株式会社クロバーナ(岡山県倉敷市)は、慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)よりプレシード総額約1億円を調達致しました。

2020年6月30日 株式会社クロバーナ(本社:岡山県倉敷市、創業者:伊藤達男)は、慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)よりプレシード第三者割当増資を実施し、総額約1億円を調達致しました。この資金調達により、クロバーナが独自に研究開発した「RNA創薬標的認識システム」を用いて、がんの発生・悪性化・転移、また筋萎縮性側索硬化症(ALS)、拡張型心筋症(DCM)の研究成果の加速に大きな期待が高まります。

難治性がん、あるいは治療方法がない筋萎縮性側索硬化症(ALS)、拡張型心筋症(DCM)など異常タンパク質の蓄積が原因で発症する疾患での未知の領域において、ノンコーディングRNAの関与を知る事が重要です。しかし、ノンコーディングRNAはmRNAと比較して発現レベルが低いことや、時間特異的な発現パターンを呈することなど、様々な課題により創薬標的とすることが従来技術では大変困難でした。

クロバーナが開発した独自のRNA創薬標的認識システムを活用することで、ノンコーディングRNAを含めた様々なRNA上の治療標的配列、及びRNA結合タンパク質の機能解析が可能となり、非翻訳RNA:ノンコーディングRNA創薬マーケットを拡大することに大きな可能性を秘めています。

今後のRNA創薬マーケットの成長拡大に大きな期待が高まります。

「未知なるRNA創薬標的を解析し,患者さんに新たな希望を」というクロバーナのミッション実現に大きく前進することができそうです。

【会社概要】

2020年5月に第2回岡山テックプラングランプリ最優秀賞受賞を果たし、株式会社ポワロシステムを設立。2022年、株式会社クロバーナ (CLOVERNA, Inc.)に改名。創業者は衛生学教授である、伊藤達男。共同発明者でもある助教・清水由梨香が共同創業者。

岡山県倉敷市、川崎医科大学初の大学発スタートアップとして川崎学園の在学生、研究生らにも大きな夢を与えるべく、岡山から世界へ独自のRNA創薬標的認識システムを引き下げ、RNA創薬マーケットに革命をおこそうと、日夜、数々の共同研究プロジェクトをマネージメントしています。